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整体・鍼灸プラン
逆子でお悩みの方へ
逆子とは?
妊娠中に胎児の頭の向きが通常とは逆になっている状態を「逆子」といいます。赤ちゃんの成長とともに、逆子は自然と改善していくケースがほとんどです。
しかし、逆子は妊娠後期、特に妊娠32週以降に問題となることが多いです。逆子の状態は、出産に悪影響をおよぼす可能性があるため注意が必要です。こちらのページでは、逆子をテーマに原因や対処の方法をわかりやすくご紹介しています。
逆子には医学的に鍼灸療法が有効と報告されています[1,2]。何かお困りのことがありましたら、当院にもお気軽にご相談ください。
逆子の原因とは?
逆子の原因は一つではなく、いくつかの要因が考えられます。
1,羊水量の異常
羊水が多すぎたり少なすぎたりすることで、赤ちゃんが動きやすくなり、逆子になることがあります。
2,子宮の形や状態
子宮筋腫や双角子宮など、子宮の形や構造に異常がある場合、赤ちゃんが頭を下にできないことがあります。
3,胎盤の位置
胎盤が子宮の下部に位置している(前置胎盤)場合、赤ちゃんが逆子になることがあります。
4,赤ちゃんの特性
赤ちゃんの発育に異常がある場合や、早産などが原因で逆子になることがあります。
他事業のご紹介
逆子の種類
逆子にはいくつかの種類があります。以下に、それぞれの逆子の種類を説明します。
1. フランク逆子(フランクぎゃくし)
《特徴》
・赤ちゃんのお尻が下にあり、両脚が真っ直ぐに伸びていて、足が赤ちゃんの顔の近くにある状態です。
・この状態では、赤ちゃんのお尻が先に出てくることになります。
2. 完全逆子(かんぜんぎゃくし)
《特徴》
・赤ちゃんがあぐらをかくように、膝を曲げた状態でお尻が下にあります。
・この状態では、赤ちゃんのお尻が先に出てくることになります。
3. 足位(そくい)
《特徴》
・一方または両方の足が下にあり、足が先に出てくる状態です。
・足位にはさらに「単足位」と「両足位」があり、単足位では片足が、両足位では両足が先に出てきます。
逆子のリスク
1. 出産時の合併症
・難産
赤ちゃんの頭が最後に出てくるため、出産が難しくなることがあります。特に頭が骨盤を通過する際に困難が生じることが多いです。
・臍帯脱出
出産中に臍帯が赤ちゃんの体より先に出てしまうことがあり、これにより赤ちゃんへの酸素供給が妨げられるリスクがあります。
・胎児の損傷
出産時に赤ちゃんが正常に回転しない場合、骨折や神経損傷などのリスクが高まります。
2. 帝王切開のリスク
・手術リスク
逆子の場合、多くの医療機関では帝王切開を選択することが一般的です。帝王切開は手術であるため、感染症や出血などの手術リスクが伴います。
・回復期間
帝王切開後の回復には通常より長い時間がかかり、産後のケアが必要になります。
3. 胎児への影響
・低出生体重
逆子は早産や胎児の発育不全と関連していることがあり、低出生体重のリスクが高まります。
・発育遅延
逆子は胎児の発育に何らかの問題があることを示している場合があり、出産後の発育に影響を及ぼすことがあります。
4. 母体への影響
・精神的ストレス
逆子と診断されることで、妊婦に精神的なストレスがかかることがあります。出産への不安や帝王切開に対する恐怖が増すことがあります。
・出産計画の変更
逆子であることで出産計画が変更される場合があり、これにより予定外の準備や調整が必要になることがあります。
5. その他のリスク
・子宮の損傷
外回転術(ECV)を試みる場合、子宮や胎盤の損傷のリスクがあります。これにより早産や胎児のストレスが生じる可能性があります。
・分娩時間の延長
逆子による出産は分娩時間が長引くことがあり、これにより母体や胎児に対するリスクが増すことがあります。
当院での逆子施術内容
当院では、逆子に対して体操・鍼灸施術を中心に施術を行います。体操については、毎日セルフセクササイズとして実施するだけでも効果が認められることなので、ぜひ行ってみてください。
1. 膝胸位(きょうしつい)
四つん這いになり、膝を床につける。
胸を床に近づけ、お尻を高く上げる。
この姿勢を10〜15分間保持。1日2〜3回行う。
2. ブリッジポーズ
仰向けに寝て、膝を曲げる。
腰を持ち上げて、肩から膝まで一直線にする。
この姿勢を数分間保持。1日数回行う。
3. キャットポーズ
四つん這いになり、背中を丸める。
背中を反らす。
この動作をゆっくり10〜15回繰り返す。1日数回行う。
整体法
1. ウェブスター・テクニック
骨盤周囲の筋肉を調整し正しい位置に戻すことで改善を狙います。
定期的に施術をおこなう必要があります。
2. 骨盤調整
骨盤の位置、歪みを調整し、筋肉の活動を調整します。定期的に施術を行うことで施術効果が認められます。
参考文献
[1]Vas, J., Aranda-Regules, J. M., Modesto, M., Benitez-Parejo, N., Herrera-Mercadal, P., Martinez-Barroso, M., ... & White, A. (2013).
[2]Moxibustion for cephalic version of breech presentation. Cochrane Database of Systematic Reviews, (3).Cardini, F., & Weixin, H. (1998). Moxibustion for correction of breech presentation: a randomized controlled trial. JAMA, 280(18), 1580-1584.
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